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不倫相手に子供ができた場合にすべきこととそのリスク
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不倫相手に子供ができた場合にすべきこととそのリスク

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士
監修記事
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不倫相手との間に子供ができてしまったとき、大半の既婚男性は焦ってしまうでしょう。
 
なぜなら、不倫は一般的に当事者の二人以外の第三者に知られないように行われるため、不倫関係を持つ男女の両者が妊娠を望んで性行為を行っていた場合以外では、妊娠という結果は望んだものではないケースが大半だからです。
 
もし出産せずに中絶を選ぶ場合は、中絶の期限が妊娠22週目未満と定められており、実際には妊娠12週目までに行われることが多いため、時間制限があります。
 
そこで今回の記事では、不倫関係で妊娠が問題になりやすい既婚男性と未婚女性の不倫に絞って、未婚女性が妊娠した場合にするべきことをご紹介します。


また、旦那さんが未婚女性と不倫していることを疑っている奥様はこちらの「慰謝料請求に必要|不倫調査と費用を安く抑える5つの方法」をご覧ください。
 


 

不倫相手が子供を妊娠した時|まずは相手のタイプを見極める

人生でも大きな失敗や後悔につながるであろう、不倫相手との子供を妊娠した場合、まずは不倫相手がどんな人間なのかを確認するところからはじめましょう。
 

ひとりで子供を育てられるか?

不倫によって未婚女性が妊娠したものの、既婚男性は妻と離婚する気がない場合、未婚女性はひとりで子供を産んで育てることができるでしょうか。一般的には不倫と妊娠・出産をセットで考えていることは少なく、不倫相手の子供を身ごもることは想定外の事態です。
 

不倫相手によくある2つのタイプ別の心境

妊娠がわかった時に、妊娠の事実を受け入れて、どんな状況になってもその子供の命を守りぬく覚悟ができるのか、それとも妊娠をまったく予期しておらず真剣に考えたこともなかったため、妊娠の事実を受け入れられず自分では抱えきれなくなっているのか、相手の状況によって、既婚男性のなすべきことが変わってきます。

女性がひとりで父親のいない子供を育てていくには精神面の強さと、生活費を稼ぎながら子育てをしていく生活力の充実が必要不可欠です。未婚女性が子供を産むことを隠していたいのであれば、堂々と金銭的な支援もできないでしょう。

未婚女性が妊娠と出産をどう捉えているのか、また産む場合に子供をひとりで育てていけそうなのかその辺りをしっかりと把握することが必要です。


 

妊娠したことに動揺していないか?

不倫相手の未婚女性が妊娠の事実に動揺しているのであれば、既婚男性自身も動揺してしまう恐れがあるので注意しましょう。妊娠した未婚女性が既婚男性に対して、離婚と自身との結婚を求めてきたなら覚悟を決める必要があります。

動揺して必死になっている未婚女性は、不倫相手の奥さんに対して連絡を取ろうとするかもしれません。もしそのような傾向がある場合、夫から妻に対して不倫と妊娠の事実を伝えておくことも検討すべきでしょう。この事実を伝えたうえで家族の判断について話し合うという方法も取りうると思います。

離婚する場合もありますし、子供がいる場合は問題がこじれる可能性が高いです。また、奥さんからも不倫相手の未婚女性からも慰謝料などの金銭的な要求をされる可能性があるため、さまざまな事情を考慮したうえで対処するように気をつけましょう。

家族との結論が出た後に、不倫相手の未婚女性とその結果を持って話し合い、妊娠した子供や不倫関係をどうしていくのか結論を出します。家族と不倫相手の未婚女性との両者との結論が出てから慰謝料などの請求や離婚協議が決まっていくのです。

協議離婚の流れについて詳しくは「協議離婚の流れと知っておくべき手続きの全て」をご参照ください。
参考:離婚の慰謝料|獲得と増額のための完全マニュアル
 

 

不倫相手の子供|出産と中絶のどちらを選ぶのか

不倫相手の女性が妊娠した場合、その子供を出産するのか中絶するのかを選ぶ権利は不倫相手の女性にあります。この女性に対して出産せずに中絶を選択するようにお願いすることはできますが、中絶を強要することは不可能です。

一般的な価値観や印象は別として、法律には不倫相手の子供を出産する事ができないということや、未婚者の出産を禁止するような項目はありません。出産と中絶の選択権は妊娠した不倫相手の女性だけが持っているということを認識したうえで、出産と中絶のそれぞれを選んだ場合についてみていきましょう。
 

出産を選んだ場合は認知について考える

結婚している女性が出産をした場合、産まれてきた子供は嫡出子として戸籍に父と母が記載されますが、未婚女性が出産した場合、産まれてきた子供は非嫡出子となり戸籍に母親しか記載されません。非嫡出子に対して父親が認知することで、子供の戸籍に父親が明記されるようになります。

子供を認知することによって、戸籍に記載されている父と母はその子供の扶養義務(育てる義務)が課せられるのです。

未婚女性が不倫相手の子供を出産した場合、その子供の認知を不倫相手の既婚男性に請求することができます。この既婚男性は任意するかどうかは本人の自由でこの男性の妻の同意などは必要ありません。

ただ、既婚男性が認知を拒否したとしても、母親は家庭裁判所へ認知を求める調停を申し立て、既婚男性の子供であると判断できれば認知させることは可能です。


既婚男性が不倫相手との間に産まれた子供の認知を任意か裁判所によって強制的に認めることになれば、その子供への扶養義務が産まれ養育費などの支払い義務が発生するのです。
 

子供の中絶を選んだ場合

不倫相手の女性が子供を産みたくない、ひとりで育てなければならないなら産みたくないなどの理由で中絶を選ぶ場合、出産の場合に発生する認知や養育費の問題はありません。

しかし、中絶には手術費や通院費用がかかるため、これらの中絶に必要となる費用は原則的に妊娠した不倫相手と既婚男性が折半します。ちなみに、未婚女性が中絶したことが原因で精神的な苦痛を受けたとしても、不倫相手の男性に慰謝料を請求することは難しい傾向にあります。

なぜなら、中絶は妊娠した女性の同意がなければできず、中絶をしたという事実から女性側の同意があったと認められるためです。ただし、本当は未婚女性が出産を望んでいたにも関わらず、不倫相手が中絶を望んでおり泣く泣く中絶を選択したなどの経緯があれば、慰謝料請求が可能なケースもあるでしょう。

 


 

妻と不倫相手から金銭などを請求されるリスク

不倫相手の女性が妊娠したことによって以下のような金銭などのリスクが発生する可能性があります。
 

出産を選択した場合

◇妻からの請求
夫への離婚請求と慰謝料請求
不倫相手の女性への不倫の慰謝料請求

◇不倫相手の女性からの請求
不倫相手の既婚男性への認知請求と養育費請求
 

中絶を選択した場合

◇妻からの請求
夫への離婚請求と慰謝料請求
不倫相手の女性への不倫の慰謝料請求

◇不倫相手の女性からの請求
不倫相手の既婚男性への中絶費用半額と慰謝料請求
 
このように、不倫相手の女性が妊娠することによって発生するリスクは、出産した場合にも中絶した場合にも少なからずあります。金銭に加えて、不倫によって社会的な面で不利益が発生することや、家族が崩壊することも十分考えられるため、注意すると良いでしょう。

それぞれの慰謝料の相場について詳しくは「不倫の慰謝料相場」をご覧ください。
 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

不倫によって不倫相手の女性が妊娠することは、既婚男性が不倫でその女性と不貞行為があったことを明確に示し、法的な離婚理由なります。さらに、その子供を出産する場合も中絶する場合もそれなりの金額が必要となることがお分かり頂けたでしょうか。

さらに、不倫相手の女性・不倫している既婚男性とその妻や家族などこの問題に関わる全員が精神的に疲弊してしまうことは明白です。

不倫の結果妊娠した事実は消えないため、しっかりと問題を対処するために今回の内容が役に立てば幸いです。

 

この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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編集部

本記事は離婚弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※離婚弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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